20~40代女性50人にアンケートを実施しました。そのアンケート結果を踏まえた婚活市場で女性が多く感じる理由を解説します。
アンケート内容について
デートに求める男性条件
結婚に求める男性条件
結婚相談所で男性を探すときに重要視する2項目
この3点について女性50人にアンケートを取りました。
その理由ですが婚活市場に女性が多く感じる理由を説明する上で希望する男性条件を知る必要があったためです。というのも男女比で言うと、婚活適齢年齢を調査すると男性のほうが多いのです。
男女別の人口統計を見てみます。
2021年10月に発表された人口推計によると
20歳〜44歳までの男性は1756万人
20歳〜44歳までの女性は1682万人
男性のほうが多いことがわかります。
男性>女性
データを見てみると婚活する年代の人口は男性のほうが多いのです。
本来なら人数が多いので、婚活市場で女性が多くなることはないはずです。
また、「国立社会保障・人口問題研究所」が実施した「結婚と出産に関する全国調査」ではいずれ結婚しようと考える未婚者の割合は「男性85.7%」「女性89.3%」となっています。
つまり、未婚者の大半は結婚したいと考えていることがわかります。
さらに、異性の交際相手をもたない未婚者の割合は「男性69.8%」「女性59.1%」となっていて未婚者の男性のほうが交際相手がいない割合が多いことがわかります。
このように感じるのが普通だと思います。
結論からお伝えすると、男女で婚活に対する考え方が異なるからです。
男女で婚活への意識の違いについて
なかでも女性は「出産年齢」を考えると「早く結婚したい」「高齢出産は避けたい」「子供を考えると早めに良い人を探さないと」
このように出産年齢を逆算して婚活に対して「積極的になったり」「焦り」を感じている人が多いです。
男性は自分が出産するわけではないので若いうちはもう少し独身生活を謳歌して良い人がいれば結婚したいけど、積極的に婚活するつもりのないという方が少なくありません。
このように考えるようです。男性は女性と違って「出産」という大きなタイムリミットがないので、年齢による結婚への焦りが少ないです。
むしろ、年齢が上がって所得が増えてから年下の女性と結婚して子供を授かりたいと考える人もいるでしょう。
それまで独身生活を楽しみ、結婚したくなったら婚活しよう!
こんな感じで考えている男性は周りにもいるのではないでしょうか。
目次
婚活市場で女性が多く感じる理由
男女差に関しては結婚相談所によって差があるものですが、一般的な結婚相談所だと「男性6:女性4」となっています。もちろん、相談所・連盟によって異なりますが半々〜6:4もしくは4:6程度のところがほとんどです。
「え!?」女性より男性のほうが多いじゃん!?
そうなんです。
会員の男女比で言うと「男性の方が多いケースが大半です」それなのに婚活市場で女性が多く感じるのにはワケがあります。
まずアンケートをご覧いただきたいと思います。
アンケートはクラウドサービスを利用して20代〜40代の女性50人にご協力いただきました。
理想男性条件について以下の5項目に順位をつけてもらいました。
「見た目」「学歴」「年収」「趣味」「年齢」
質問内容ですが
一つ目は「デートする際に重要視する項目に順位をつけてください」
二つ目は「結婚相手を選ぶ際に重要な項目に順位をつけてください」
そして、「結婚相談所で男性を探す場合に重要だと思う項目2つを選んでください」
この3つの質問をお願いしました。
アンケートの集計方法は1位〜5位まで順位をつけてもらい、
1位・・・5点、2位・・・4点、3位・・・3点といった感じで、集計しました。
では、一つ目の質問である「女性がデートする男性に求める条件」について見ていきたいと思います。
アンケート結果はこちらになります。
女性がデートする男性に求める条件
デートに選ぶ男性ということで、「見た目」が1番になっています。
次に「趣味」がきており、「年収」は4番目に重要視するという結果になりました。
それでは、次に「女性が結婚する男性に求める条件」について見ていきたいと思います。
女性が結婚する男性に求める条件
なんと、デートの質問では4番だった「年収」が一番になっています。
デートでは「見た目」が一番になっていましたが、4番目に落ちました。
結婚となるとこの後の人生を左右する大事なパートナーになるので、見た目以上に重要な要素があるということです。意外なところでは「学歴」のポイントが少し上がったところです。
「学歴があれば結婚後の出世に期待できる」や「頭が良いということで子供の教育に良い影響がありそう」といった意見がありました。
2つの質問に共通して選ばれたのは「趣味」となっています。デートと同様に相手との相性・価値観が合う人を探したいという気持ちが現れていると思います。
では3つ目の質問の「結婚相談所で男性を探す場合に重要だと思う項目2つを選んでください」
について見ていきたいと思います。
結婚相談所で男性を探す場合に重要だと思う項目2つを選んでください
ダントツで「年収」が一番!!
やはり年収が低いと結婚後の生活が苦しくなるかもしれないと考えるからでしょう。
婚活世代で年収をネックに結婚へ踏み切れない人が多いことはご存知だと思います。
まさにそれが数値として現れた結果となりました。
ちなみに、男性は女性を探す際に「年齢」で絞ることはあっても、「年収」を条件に検索する人は少数派です。
このアンケートからわかるように
女性が結婚相手に求めるのは「結婚後の生活に直結すること」を重要視している点です。
年収が低ければ
・子供を考えることが難しくなるのではないか。
・毎日の生活で節約しなくてはならないのではないか。
・旅行や趣味に使えるお金がないかもしれない。
また、「共通の趣味=価値観が合う」人でないと結婚後の楽しい生活がイメージできません。
そのため趣味を条件として考える女性が多くなっているのです。
つまり「結婚後の生活をイメージできる男性」を探す傾向が強く
「理想的な生活を送るために理想条件に近い男性」を探すことになります。
結婚相談所では良くも悪くもプロフィール情報に「正確な年収」が記載されています。
加入時の条件として「源泉税の証明や給与所得の証明」など、プロフィールが正しく記載されていることが担保されているのが結婚相談所です。
お相手探しをする際にはデータベースから「条件」を入力して検索できるシステムが一般的です。
昔は仲人さんがいて、「この人はどうですか!?」と紹介するのが多くありましたが最近ではこの方法による紹介は減っています。
実はこの「条件で検索できる」ということが「男性より女性が多く感じる理由」の最大のポイントになってきます。
先程ご紹介したように女性は「結婚後の生活をイメージ」して男性探しを行います。苦しい生活をしたい女性はいないので、「一定の年収」を条件にして男性探しをおこないます。
結婚相談所のシステムは条件検索
さまざまな条件をフィルターにして男性探しが行えるのが結婚相談所のシステムです。スマホ・パソコンから希望条件を絞って検索できる場面を想像してみてください。
女性なら「年収」を条件の一つとして検索するのではないでしょうか。
年収「500万〜」とか「800万〜」といった感じで最低●●●万以上〜として男性を検索するものです。
年収条件を緩くすれば対象者は多くなりますが、婚活している女性はたくさんの男性の中から理想に近い男性を探すことになるので、「どうせだったら条件の良い男性」を希望するようになります。
とくに入会前はそんなに理想の高くない方であっても入会してシステムにログインしてお相手探しをスタートすると色々な男性プロフィールを見ることになります。
なかには年収・見た目・年齢など、希望条件にピッタリな男性もいることでしょう。そういった男性へチャレンジするチャンスが平等にあるのです。
希望条件にピッタリな男性を横目に、条件を妥協して男性探しをすることができるでしょうか!?ある程度の妥協ラインはあったとしても、今後の人生を左右する結婚相手選びに大幅な妥協はできないと
考えてしまうものです。
そのため、多くの女性は「年収」を条件として男性を検索します。結婚相談所に登録している男性は多くいますが、年収やその他希望条件にマッチした男性は決して多くないということになります。
そのため「婚活市場には女性が多く感じてしまう」のです。