結婚相談所の成婚率

結婚相談所が実績として打ち出している会員の成婚率とは、その言葉からすると結婚が成立した割合だという印象をうけますが、その明確な定義は決まっていません。

そのため、結婚相談所ごとに異なる算出方法を採用している可能性があります。

成婚率の一般的な算出法は、退会者の中で成婚した人の割合、すなわち交際中の人との間でプロポーズが成立し結婚の意思確認ができたため、婚活を終了する人の割合です。

しかし中には相手を紹介するものの婚約の確認手段を持っていない相談所や、結婚・婚約・交際と広い範囲の理由で退会した人の割合で成婚率を算出している相談所もあります。

また、複数の相談所を利用して婚活をしていた場合、別の相談所の紹介で成婚し退会する運びになっても退会理由は成婚したからとなり、正確な実績とはなりません。

他にも、会員数が少なく手厚いサービスが売りの相談所では、結婚相談所を辞める人が少なくなり、成婚退会者の割合が上がる傾向にあります。このように、共通の明確な定義がない上に、結婚相談所の規模にも依存するため成婚率は一概に比較しにくいデータだと考えられます。

 

成婚率を気にしてもムダ

成婚率は定義が厳密に定められておらず算出方法もまちまちであるため、高いに越したことはありませんが、気にしても仕方がない数値です。

前述の通り、結婚相談所からすれば相手がどこの人であれ成婚して退会する人がいれば成婚率になりますし、年齢や年収などを入会条件に設定している相談所であれば、必然的に結婚しやすい人が在籍することになり成婚率を高くすることが可能です。

それに対し、幅広い年齢層や収入層も受け入れていれば、条件に合わず成婚しない人も増えます。

したがって、成婚率に左右されるのではなくいかに自分が望むサポートが受けられるかが重要です。

[st-kaiwa2]自分は自分。成婚率を気にしても仕方ありません。[/st-kaiwa2]

結婚するのは自分自身であり、他人がどれだけ成婚していようとも自分が結婚する人に出会えなければ意味がありません。

また、高い成婚率があなたの結婚を100%保証するわけでもないのです。

あまり気にしすぎず、自分の力で結婚を掴み取るくらい積極的に動くことが重要です。